医学物理士を目指す皆様へ

榮教授からのメッセージ

医学物理士を目指す皆さまへ。

近年、放射線治療の質の向上と安全管理体制の観点から、医学物理士という職種が注目されています。医学物理士の資格を有するには、筆記試験に合格するだけでなく、実地研修(on the job training: OJT)が要件となっています。米国ではすでに「医学物理士レジデント制度」が存在しますが、日本ではその整備が遅れており、筆記試験に合格しながらもOJTを受けられないために、資格を持てない優秀な人材が数多く存在しております。

当施設では、2012年4月より医学物理士レジデントプログラムを立ち上げました。本プログラムは、大学病院と大学院が連携し、技術補佐員(非常勤職員)として雇用して、OJTを主体とした教育を自施設のみで実施する国内唯一のプログラムであり、筆記試験に合格しながらも業務経験を持たないために医学物理士認定を受けられない方のサポートを目標としております。筑波大学は、X線治療はもとより、陽子線治療など他の施設では経験することのできないユニークな放射線治療の実践も可能です。そうしたことから、すでに医学物理士の資格を有している方で、更なるスキルアップを望んでいる方のサポートすることも可能です。本プログラムに興味がある方は、是非お気軽にお問合せください。

  • 筑波大学附属病院
  • 陽子線医学利用研究センター
  • 筑波大学附属病院にて陽子線治療をお考えの方へ