GUIDE

陽子線治療について

ごあいさつ

ごあいさつ

陽子線治療が進化しさらに高度な治療が可能になりました

筑波大学では、1983年より陽子線治療の研究を本格的に始め、日本で最も長い歴史を有しています。特に肝臓がんなどの体の深い部分にできるがんに対しては、世界に先駆けて陽子線治療を行い、現在ではこの治療法が世界のスタンダードとして高く評価されています。

陽子線治療は、がんの病巣にピンポイントで照射できるため、まわりの正常な細胞への影響が少なく、副作用も軽くすむのが特徴です。体への負担が少ないため、高齢の方や体力が低下している方でも治療ができます。また、お子さんや若い方の成長を妨げるリスクが低く、将来の二次がん予防にも有効です。

当センターは筑波大学附属病院に併設され、内科や外科など多くの専門医と密に連携しながら、患者さん一人ひとりに合わせた最適な治療をチームで提供しています。

現在のがん治療は、手術や抗がん剤、放射線などを組み合わせた「集学的治療」が主流で、陽子線治療もその大切な選択肢の一つです。2025年9月からは新たな治療装置を導入し、より高精度な治療が可能になりました。

これからも患者さんの生活の質(QOL)を大切にしながら、より有効な陽子線治療を目指して日々の診療や研究に取り組んでいきます。陽子線治療をお考えの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

筑波大学附属病院
陽子線治療センター部長 櫻井 英幸

沿革

1973 KEK(現・高エネルギー加速器研究機構)において
大型陽子加速器を利用したがんの粒子線治療が提案される
1975 KEK、放射線医学研究所、筑波大学が粒子線プロジェクトの推進で合意
1976 筑波大学に「高LET粒子線の医学生物学的利用調査」ワーキンググループが結成され、同年12月に「高LET放射線利用による生物化学研究委員会準備会」に改称、全学的にプロジェクトが推進される
1977 大型陽子加速器による共同実験を開始
1979 「粒子線医科学センター」(10年限)に改称
1982 施設完成。陽子線による生物実験を開始
1983 世界初の垂直ビームによる臨床研究を開始
1990 「粒子線医科学センター」が10年年限を迎え、新たに「陽子線医学利用研究センター」が発足
2001 病院内に新施設が完成。旧センターが廃止され、同名の「陽子線医学利用研究センター」が発足
2004 国立大学法人への移行に伴い、附属病院関連センターの位置づけとなる
2008 先進医療として承認
2014 診療部門として「陽子線治療センター」が発足
2016 小児がんの陽子線治療が保険収載される
2018 前立腺がん、頭頸部悪性腫瘍(一部)、骨軟部腫瘍の陽子線治療が保険収載される
2022 肝細胞癌、肝内胆管癌、局所進行性膵癌、局所大腸がんの陽子線治療が保険収載される
2024 早期肺癌の陽子線治療が保険収載される
2025 新陽子線治療棟完成、新装置での治療開始

医療スタッフ紹介

筑波大学附属病院陽子線治療センターでは、医師チーム、医学物理士チーム、放射線技師チームの3つの医療チームおよび専門の看護師による密接な連携のもと、一人ひとりの患者さんに合わせた最適な治療法を提供しています。

医師チーム

 

放射線基礎医学、腫瘍診断学、臨床腫瘍学(内科、外科等)、放射線管理学などといった幅広い知識と経験を持つ放射線治療専門医によって、それぞれの患者さんにとって最良の治療法の提供とQOL(生活の質)の維持を目指して、陽子線治療に携わっています。治療方針や治療計画については、担当医はじめ他の医師、医療スタッフとともに、毎日開くカンファレンスによって、参加者全員で討議し、情報共有しています。また、筑波大学附属病院各科の専門医とも連携し、さまざまな病態に適切に対処できる体制を整えています。

 

陽子線治療センター部長 医師/教授 放射線腫瘍科 櫻井 英幸

陽子線治療センター部長
医師/教授 放射線腫瘍科

櫻井 英幸

医師/准教授 放射線腫瘍科 中井 啓

医師/准教授
放射線腫瘍科

中井 啓

医師/講師 放射線腫瘍科 水本 斉志

医師/准教授
放射線腫瘍科

水本 斉志

医師/講師 放射線腫瘍科 沼尻 晴子

医師/講師
放射線腫瘍科

沼尻 晴子

医師/病院助教 放射線腫瘍科 斎藤 高

医師/講師
放射線腫瘍科

斎藤 高

医師/病院講師 放射線腫瘍科 飯泉 天志

医師/病院講師
放射線腫瘍科

飯泉 天志

医師/病院講師 放射線腫瘍科 中村  雅俊

医師/病院講師
放射線腫瘍科

中村 雅俊

医師/病院講師 放射線腫瘍科 石田 俊樹

医師/病院講師
放射線腫瘍科

石田 俊樹

医師/病院講師 放射線腫瘍科 馬場敬一郎

医師/病院講師
放射線腫瘍科

馬場敬一郎

医師/病院講師 放射線腫瘍科 藤澤 建志

医師/病院講師
放射線腫瘍科

藤澤 建志

医師/病院講師 放射線腫瘍科 角谷 泰輔

医師/病院講師
放射線腫瘍科

角谷 泰輔

医師/病院助教 放射線腫瘍科 後藤 雅明

医師/病院助教
放射線腫瘍科

後藤 雅明

医師/病院助教 放射線腫瘍科 澤田 拓哉

医師/病院助教
放射線腫瘍科

澤田 拓哉

医師/病院助教 放射線腫瘍科 新津 光

医師/病院助教
放射線腫瘍科

新津 光

医師/病院助教 放射線腫瘍科 原田正比古

医師/病院助教
放射線腫瘍科

原田正比古

医師/クリニカルフェロー 放射線腫瘍科 藤岡 伝

医師/クリニカルフェロー
放射線腫瘍科

藤岡 伝

医師/クリニカルフェロー 放射線腫瘍科 白瀧 玄

医師/クリニカルフェロー
放射線腫瘍科

白瀧 玄

医師/レジデント 放射線腫瘍科 鈴木 結香

医師/レジデント
放射線腫瘍科

鈴木 結香

医師/レジデント 放射線腫瘍科 章 競立

医師/レジデント
放射線腫瘍科

章 競立

歯科医師/レジデント 放射線腫瘍科 櫻井 陽平

歯科医師/レジデント
放射線腫瘍科

櫻井 陽平

医師/レジデント 放射線腫瘍科 飯島 廉

医師/レジデント
放射線腫瘍科

飯島 廉

医師/レジデント 放射線腫瘍科 篠田 正晃

医師/レジデント
放射線腫瘍科

篠田 正晃

医学物理士チーム

 

医学物理士チームは、患者さんの病状に合わせて、精密かつ効率的に陽子線を照射できるよう綿密な照射計画を立て、医師とともに治療に携わっています。治療開始前にはシミュレーションを行い、陽子線の線量や照射角度などの確認をするなど、より正確で負担の少ない治療を目指しています。腫瘍は、治療中に大きさが徐々に小さくなるなど形が随時変化していきますが、その情報を4次元画像データとして処理し、高度な線量分布計算の手法と組み合わせることで、その時々の状態に合わせた最適な治療を提供する研究や、より精度と安全性を高める新しい照射法の研究開発なども行っています。

 

教授 医学物理学専攻 熊田 博明

教授
医学物理学士

熊田 博明

教授 医学物理学専攻 榮 武二

教授
医学物理学専攻

榮 武二

教授 医学物理学専攻(兼任) 磯辺 智範

教授
医学物理学士(兼任)

磯辺 智範

准教授 医学物理士 森 祐太郎

准教授
医学物理士

森 祐太郎

助教 医学物理学専攻 照沼利之

助教
医学物理学士

照沼 利之

病院講師 医学物理士 守屋 駿佑

病院講師
医学物理士

守屋 駿佑

医学物理士 神澤 聡

医学物理士

神澤 聡

医学物理士河野 千恵

医学物理士

河野 千恵

医学物理士 小松 史明

医学物理士

小松 史明

医学物理士レジデント 中村 亮輔

医学物理士レジデント

中村 亮輔

医学物理士レジデント 萩原 舞柚

医学物理士レジデント

萩原 舞柚

医学物理士レジデント 植松 修人

医学物理士レジデント

植松 修人

放射線技師チーム

 

実際に陽子線照射に携わるのが放射線技師チーム。治療期間中、患者さんともっとも多く顔を合わせる医療スタッフです。スタッフ全員、どんな仕事も同等の技術を持って確実に提供できるよう体制を整えています。治療計画通り正確に陽子線を照射するとともに、照射状態をコンピュータで常にチェックしています。患者さんが安心して治療を受けていただけるよう、コミュニケーションを大切にし、明るく信頼感あふれる雰囲気作りも心がけています。

 

診療放射線技師 宮本 俊男

主任診療放射線技師

宮本 俊男

診療放射線技師 石田真也

診療放射線技師

石田 真也

診療放射線技師 吉村 洋祐

診療放射線技師

吉村 洋祐

診療放射線技師 西野 僚

診療放射線技師

西野 僚

診療放射線技師 荻原 正悟

診療放射線技師

萩原 正悟

診療放射線技師 村上 竜彦

診療放射線技師

村上 竜彦

診療放射線技師 菅谷 奎人

診療放射線技師

菅谷 奎人

診療放射線技師 田中舘 凌

診療放射線技師

田中舘 凌

診療放射線技師 玉木 晃平

診療放射線技師

玉木 晃平

看護師

中嶋 真弓

看護師

瀧川 美也子

看護師

奥村 朋子

看護師

林 萌美

看護師

小菅 仁子