一般の方向けの見学会を開催しました
陽子線治療センター 新陽子線治療棟 一般向け見学会を開催
筑波大学附属病院 陽子線治療センターでは、2025年8月23日(土)および24日(日)の2日間にわたり、新たに完成した陽子線治療棟の一般市民向け見学会を開催しました。見学会は事前申込制(各回50名)で、両日午前・午後の計4回実施しましたが、申込枠を超える多数の応募があり、関東圏のみならず愛知県や京都府など遠方からもお越しいただきました。
会の冒頭には、熊田博明センター長等による概要説明及びディズニー壁紙導入の経緯についての説明がありました。続いて、職員の案内により参加者は治療導線に沿って施設内部を巡り、最新の治療装置や新たに設置された壁紙をご覧いただきました。
特に、小児がん患者の不安を少しでも和らげる目的として、新棟各所にはウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社より社会貢献事業として無償提供いただいたキャラクターや物語が描かれた壁紙を設置しており、見学会でも注目を集めました。また、治療開始後には見学が難しくなる加速器室では、参加者が熱心に治療装置を見学し、多くのご質問をいただきました。
参加者からは「病院の印象が明るくなった」「是非この治療施設で治療を受けてみたい」などの感想が寄せられ、陽子線治療の理解促進と地域医療への信頼向上に資する有意義な機会となりました。
当センターでは今後も、地域の皆様に陽子線治療を身近に感じていただけるよう、広報活動や施設見学の機会を継続してまいります。