茨城県立中央病院は茨城県の県央・県北地域の中核総合病院として、初期研修医や後期研修医の育成に積極的に取り組んでいます。当院は茨城県地域がんセンターとしての役割も担い、年間の新規がん患者数は約3,000から4,000名で、PET診断装置やロボット手術など最新の診療技術を積極的に取り入れてきました。平成20年に放射線治療センターが新たに発足し、平成26年には最新の放射線治療装置を導入すると共にマンパワーの拡充を図り、複数の放射線治療医と専従の医学物理士、がん放射線療法看護認定看護師を有しています。最近では令和6年に小線源治療装置の更新と改修を行うなど、継続して最新の放射線治療を行う環境を整えています。
放射線治療医を志す後期研修医の皆様には、筑波大学との密接な連携プログラムの元に、放射線科専門医や放射線治療専門医取得を目標として、個々のステップに適合したプログラムを提供できると自負しています。当院独自の後期研修プログラムもありますので、関心があればホームページをご覧ください。
放射線治療専門医 3名
・奥村 敏之(放射線治療センター長)
・加沼 玲子
・廣嶋 悠一
令和5年度新規患者 482名(肺・縦隔88、乳腺76、頭頸部62、泌尿器59、婦人科50、胃・腸38、肝・胆・膵33、造血器・リンパ系29、食道22、その他10、脳・脊髄7、皮膚・骨・軟部5、良性3)
頭頸部癌 | 乳癌 | 肺癌 | 食道癌 | 肝臓癌 | 膵癌 | 子宮癌 |
前立腺癌 | 膀胱癌 | 悪性リンパ腫 | 直腸癌 | 皮膚癌 | 各種転移性腫瘍 | 良性疾患 |
その他
X線/電子線治療全般(3D-CRT、IMRT、全身照射)、呼吸同期照射、画像誘導放射線治療
高精度放射線治療:強度変調放射線治療(IMRT、VMAT)、脳の定位放射線治療(mSRS、mSRT)、体幹部定位放射線治療(SBRT)
密封小線源治療:婦人科癌の高線量率腔内照射・組織内照射
非密封線源治療:放射性ヨウ素内用療法(甲状腺癌に対する外来アブレーション、甲状腺機能亢進症)、放射性ラジウム内用療法(去勢抵抗性前立腺がんの骨転移)
日本医学放射線学会認定修練機関(全部門)
JASTRO(日本放射線腫瘍学会)認定施設