陽子線治療を受けるには
受診方法
陽子線治療を受けるには、病行の種類や状態に対して、陽子線治療が最適であるか、
当センターの専門医による診察と診断が必要になります。
まずは初診予約をお願いいたします。初診予約は、かかりつけの主治医の先生とよく相談されてからお取りください。
また、初診日までに、検査結果やCTなどの画像、診療情報提供書(紹介状)をご用意ください。
予約方法
予約先:筑波大学附属病院 予約センター
029-853-3570
(平日 8:30~17:00)
初診時に必要なもの
□ 主治医からの診療情報提供書(紹介状)
□ 直近のCTやMRIなどの診断画像や検査結果、病期(TMN分類)等病状が詳細にわかるデータ
□ 保険証
画像をクリックすると、問い合わせフォームに進みます。
膀胱がん・小児がんは受診方法が異なります
膀胱がん
膀胱壁内の筋肉まで腫瘍が入り込んだ浸潤性膀胱がんに対しては、多くの施設で膀胱全摘術が標準的な治療として行われております。しかし、膀胱がんは70歳以上の高齢の方に発生しやすく、膀胱全摘後の排尿トラブルがQOL(生活の質)をさげる場合もあります。そのため、筑波大学附属病院では浸潤性膀胱がんに対して陽子線治療を利用した膀胱温存療法を行っております。この治療は、動注化学療法と、エックス線・陽子線を組み合わせた放射線療法で治療を行うことにより、膀胱と排尿機能を温存することが可能となります。
膀胱温存療法をご希望の患者さんは,まず当院「腎泌尿器外科・セカンドオピニオン」を受診して温存療法ができる病状かどうかと、動注化学療法や放射線療法が可能かどうかについての判断が必要です。
腎泌尿器外科セカンドオピニオン外来(自費)の窓口(電話 029-853-3562)で「膀胱がんの温存療法希望」と告げて手続きをとってください。主治医の先生と良く相談し、主治医の先生から当院の腎泌尿器外科に問い合わせて頂くのも良い方法です。
腎泌尿器外科のセカンドオピニオンの予約を取る際には、以下の資料を予めご用意ください。
1.診療情報提供書(紹介状)
2.画像(CTやMRIなど)
3.プレパラート
4.病理検査結果
当院 腎泌尿器外科診療グループ のホームページを合わせてご覧ください。
お問合せ先
腎泌尿器外科セカンドオピニオン外来
029-853-3562
筑波大学附属病院 セカンドオピニオン外来については、こちらをご覧ください
小児がん
当センターでは、将来のあるお子さんの二次がん発生および晩期障害リスク低減の観点から、小児固形がんにおける積極的な陽子線治療に取り組んでいます。
平成28年度の診療改定に伴い、平成28年4月より小児の陽子線治療は保険診療となりました。
治療中、そして治療後も当院の医師とかかりつけ医とがスムーズな情報交換を行えるよう、陽子線治療を希望される患者さんには下記の方法で受診・予約をしていただけますようお願いします。
お問い合わせは必ずかかりつけ医(主治医)を介してお問い合わせください。
小児がんにおける陽子線治療の理解が少しずつ広がり、全国からたくさんの治療希望者がご来院されるため、小児病棟のベットの状況によっては治療までに少しお時間をいただくことも有りますので予めご了承ください。