小児患者さんの紹介について

小児がん陽子線治療患者さんのご紹介について

2016年4月から、小児がん患者さんへの陽子線治療が保険適用となりました。
筑波大学では、鎮静、化学療法の継続、外科療法の検討などを含めて、総合的に小児がんに対応しています。
陽子線治療は、脳腫瘍だけでなくほとんどの小児固形がんに対して副作用の低減が期待できますので、貴院にて放射線治療を行う予定の患者さんがいる場合には、ぜひお気軽にご相談ください。また、直接電話で相談したい場合には、ホットラインを設けましたので、ご利用いただければ幸いです。

ホットラインを設けました

小児がん陽子線治療は多職種の連携が必要です。

患者さんがいらっしゃいましたら、ホットライン、またはメールにてできるだけ早めのコンタクトをお願いします。

ホットライン:029-853-7124  ※土日祝日を除く

メール:pedi_proton@pmrc.tsukuba.ac.jp

患者さんのご紹介方法

 STEP 01 主治医の先生からホットライン、メールにコンタクト

       患者さんの状態に関する簡単な情報を明記してご送付ください。

 STEP 02 メールに対する当院医師からの回答と、資料のご案内
 STEP 03 多職種キャンサーボード協議
 STEP 04 患者様が当院予約センターにて予約取得

       筑波大学附属病院予約センター 029-853-3570(平日 8:30~17:00)

 STEP 05 受診
 STEP 06 治療のための各種準備(入院手続き、プレパレーション等)
 STEP 07 治療スタート


初回紹介時までにご用意いただきたい資料

  01. 紹介状(診断名・病歴の記載をお願いします)

  02. 画像データ(診断時、治療開始後、直近のもの)

  03. 画像診断報告書(診断時、治療開始後、直近のもの)

  04. 病理診断報告書(自施設・中央病理診断)

可能であれば、下記の資料もご用意いただければ幸いです。

  05. 手術報告書

  06. 放射線治療のコンセプト(照射時期・対象病変)

  07. 過去の放射線治療の記録(線量分布図) ※放射線治療既往がある場合

  08. 陽子線治療に併用すべき化学療法の有無

  09. MRI等での鎮静の有無(治療時鎮静の必要性を判断します)

  10. 合併症・併存疾患の有無(神経障害、運動障害、発達障害など)

  11. 看護サマリー(可能な範囲で)

転院前までにご用意いただきたい資料

  01. 過去の化学療法内容および投与量

  02. 直近の身長・体重(転院2週間前までに連絡)

  03. 転院後および陽子線治療に併用すべき化学療法の有無、内容、参考文献

     ※当院で採用されていないレジメンの場合、院内委員会での承認が必要となります。

      国内標準的治療でないレジメンでは転院の2か月前までにお知らせください)

  04. 代表的な血液検査データ推移

  05. 腎機能・心機能データ等

  06. 転院前最終画像データ

  07. 転院前最終画像読影報告書

  08. 腫瘍病理標本

  09. 輸血製剤等の前処置の有無

  10. 合併症・併存疾患の評価(神経障害・運動障害・発達障害など)

  11. 本人の疾患理解および告知内容

  12. 心理士評価・リハビリ評価(必要に応じて)

  13. その他特記すべき連絡事項